ドルフィンズ、エアリービーズ、オーシャンズ、「笑顔の広がる運動会」

今回のイベントは、名古屋市の三菱電機名古屋体育館で、名古屋ダイヤモンドドルフィンズ、デンソーエアリービーズ、名古屋オーシャンズサテライト（トップチームはこの日試合のため、サテライトメンバーが参加）の選手8名と子ども28名が3チームに分かれ、追いかけ玉入れやジェスチャーゲーム、全種競技リレーなど6種目を実施し、得点を競った。

イベントを企画したウップスプランニングの長村行記代表取締役は、「子どもがコロナ禍で笑顔になれる機会が少なかったので、その機会をつくりたかった。スポーツの力は無限大だと思っていて、人との接し方に不慣れなるような状況が続いていたが、今日のようにスポーツを通してだと気軽に接っすることができる。当日初めて会った、顔も名前も分からない子とだって、笑顔で友だちになれる」と想いを語った。

子どもだけで競った綱引きでは、最終試合が時間内に決着がつかず、選手たちも参加して延長戦を実施。名古屋オーシャンズサテライトの伊集龍二選手は、「子どもたちと真剣にできた綱引きが最高でした」と力を合わせた喜びを語った。名古屋ダイヤモンドドルフィンズの佐藤卓磨選手は、「ジェスチャーゲームが楽しかった」と話すと、『あのカブトムシはないよな』と突っ込まれて、イベント後も笑顔が広がった。

参加者の中には、京都から訪れた家族も。「ハンナリーズ時代から伊藤選手を応援していて。参加選手は当日まで分からなかったんですが、来てよかったです」と話した。名古屋ダイヤモンドドルフィンズの伊藤達哉選手は、「元気をもらいました」と笑顔に。京都から駆けつけた親子の話を伝えると、「（サインでの交流時に）言ってくれたら良かったのに。でも、ありがたいことです」と喜んだ。

新加入の佐藤卓磨選手の登場に家族でテンションが上がったり、母親の推し選手と同じチームになった女の子が、「もう6回くらいハイタッチした」と喜びを伝えるなど、休憩時やイベント後も親子での会話が弾んだ。選手たちも積極的に同じチームメンバーと交流を図り、デンソーエアリービーズの佐藤吉野選手は、「子どもたちの笑顔がたくさん見られて満足です」と笑った。

名古屋ダイヤモンドドルフィンズの中東泰斗選手が、「運動会って楽しいですよね。バスケ以外を楽しめたことが良かったです」と話し、デンソーエアリービーズの吉田美海選手が、「スポーツの良さを改めて感じ、子どもたちに刺激をもらいました」と語ったように、運動会だからこそ楽しみやすかったイベントに。

名古屋オーシャンズサテライトの尾筋健選手は、「今日をきっかけに色んなスポーツを楽しんでほしいです」とし、川上翼選手が、「他競技のチームと親交を図りながら、愛知全体を盛り上げていけたら」とこれからの広がりにも期待した。主催したウップスプランニングの長村取締役は、「子どもたちが、『好きをさらに好きに』なってくれるよう、取り組みを続けていきたい」と今後の展開も夢見ることのできる、始まりの1日となった。