点字シャツの販売やイベントなどでドルフィンズスマイルを推進!

デンマークのスポーツブランドhummel(ヒュンメル)は、名古屋ダイヤモンドドルフィンズ(名古屋D)のトップパートナーになって2年目。 10月28-29日の宇都宮ブレックス(宇都宮)戦をヒュンメルマッチデイとし、選手やスタッフがコラボによる点字シャツを着用。ドルフィンズスマイルの取り組みとして行った。

点字シャツで障がい者支援に

今シーズン初めてとなるヒュンメルマッチデイは、ヒュンメル(株式会社エスエスケイ)が冠スポンサーとなり、試合の前後を彩るスペシャルマッチ。10月28-29日の宇都宮戦2試合が対象となり、2日合わせて約11,000人のファンが来場した。

ヒュンメルは昨シーズンから名古屋Dのトップパートナーを務め、名古屋Dが行う社会貢献プロジェクト『ドルフィンズスマイル』の連携協定にもサイン。2年目の取り組みとして、ヒュンメルがJリーグクラブとも行った点字シャツでコラボ。名古屋Dオリジナルデザインのシャツを会場でも販売し、後日行う選手着用分のオークションの売上と合わせて、その一部を障がい者支援に活用する。

地元の大学生も連携

点字シャツに合わせて、聴覚障がい者とスポーツ観戦について調査をしている中京大学スポーツ科学部の伊藤ゼミが、点字シャツの点字部分に触れたり、手話で選手名を覚えることのできるイベントを2日間実施。リーダーを務めた3年生の森口翔那汰さんは、「手話ってこうなの、点字ってこうなのという風に積極的に参加してもらえました。今回の体験をきっかけに、困っている人がいれば、声をかけられるようになってもれたらな、と思います」と感想を語った。

さらに、名古屋市内の聴覚障がい者施設の利用者へのアンケートの結果を踏まえ、「例えば聴覚障がい者だとルールが分からないことがアリーナに来ない大きな要因になっていると分かりました。その改善を行えれば、ドルフィンズスマイルが目指す弱い立場にある人々への支援に繋がり、スポーツを楽しむ輪も広がっていく」と、今後学会発表で改善提案をしていくという。

成長にフォーカス

試合は、両日ともに敗れる結果となったが、アリーナは一体感に包まれた。その一翼を担ったのが、今シーズンからアリーナMCを務めるHOME MADE家族の「KURO」さん。2日目には、「昨日はブレックスの応援もすごかった」と語り掛け、両チームの応援を促すなど、試合で敵対するチームとしてではなく、バスケットボールファミリーとして、共に会場で試合を楽しみ、それぞれの応援に誇りができる演出を行った。

試合後の会見では、キャプテンの須田侑太郎選手が、「非常に悔しい敗戦になって今いましたが、これがチャンピオンシップに出るチームの強度。勝負どころで一枚上手だった。連勝ストップは関係なく、ここから学んでチームのスタンダードを引き上げたい。成長にフォーカスを当てているところが今年の良いところ。時には負けますが、学んで進んでいくことが大事」と前を向いた。

11月はバイウィークがあり、5試合のみの開催に。次節11月4-5日がAWAY群馬戦の後、11月8日長崎戦、11月11-12日大阪戦とHOMEゲームが続く。成長を続ける名古屋Dに期待しつつ、応援したい。


 

名古屋ダイヤモンドドルフィンズについて

名古屋ダイヤモンドドルフィンズは、2021年に創立100周年を迎えた三菱電機でも最も古いバスケットクラブをルーツに70年以上の歴史を持つ。『ダイヤモンドドルフィンズ』には、水の中を泳ぐイルカのようにコートを走り、そして、ダイヤモンドのように強く光り輝く、という意味が込められ、ホームタウンである名古屋地区の豊かな未来社会の実現に貢献する。昨シーズンは、43勝17敗でチャンピオンシップに出場。新シーズンは悲願のB1優勝を目指す。

【OFFICIAL SITE】https://nagoya-dolphins.jp/

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