滋賀レイクス、「日本一を目指すクラブとして」

滋賀県で唯一のプロスポーツクラブである滋賀レイクスターズは、チーム設立15周年目を機にリブランディング。日本一の琵琶湖を背負って戦うことを示すために、愛称だったレイクスを正式な呼び名とし、滋賀レイクスとして生まれ変わる。

（株）滋賀レイクスターズの代表取締役会長の上原仁氏は、「滋賀から日本一の存在になる。琵琶湖がそうであるように、日本一であることを通じて、人々の誇りとなることを新たなミッションとした」とし、新たなエンブレムは滋賀の「S」がモチーフ。チームの目指す4つのSが込められており、熱く勝利する「SPIRITS」、デジタルを駆使し勝利する「SMART」、圧倒的なエンターテイメント「SPECTACLE」、SDGsをリードするクラブ「SUSTAINABLE」の意味がある。

地元大津市出身で、北京・ロンドン五輪メダリストで、IOC委員の太田雄貴さんは、「ベストな環境でベストなパフォーマンスを出すのがアスリートファーストだと思っており、滋賀レイクスの掲げる4Sはこれが集約されている。会場を盛り上げて、1試合でも多く試合が見られるように応援していきたいと思う」と意気込みを語り、今後はブランディングの観点から興行演出やクラブ運営についてアドバイスを行っていく。

2021-22シーズン、キャプテンを務めた柏倉哲平選手が、「アリーナの雰囲気はつくり出せるものではないので、西川さんに感謝しています」と話したように、滋賀レイクスのホームゲームで4Qを盛り上げるのが、T.M.Revolutionの『HOT LIMIT』。曲に合わせて、アリーナが一体化し、選手たちを後押しする。

2008年より滋賀ふるさと観光大使の西川貴教さんは、「スポーツの面でも滋賀県を日本中、世界に知らしめていくためにも、チームづくりに貢献したい。スポーツってフィジカルとメンタルを健やかにするもの。滋賀レイクスも見て楽しむだけじゃなく、僕みたいな者が関わることで、滋賀の皆さんの関心がより元気や健康に繋がっていくと嬉しいです」と話し、アリーナで『HOT LIMIT』が歌う準備はできているという。

今回、新エンブレムやユニフォームのデザインを担当したのは、スポーツデザイナーの大岩Larry正志さん。「ユニフォームは、スポンサーロゴとのバランスを取りながら、王者、日本一をテーマに、風格やたたずまいのある『S』のエンブレムを胸部に配置。カラーは、レイクスブルーとホワイトに加え、日本一を目指すクラブとしてゴールドを差し色に使い、スポンサーの協力のおかげで、ロゴが単色化できたことでシンプルなデザインで世界観が整った」とした。

柏倉哲平選手は、新エンブレムについて、「滋賀レイクスターズを築いてきてくれた人たちの想いも背負って戦っていきたい」とし、3シーズンぶりに復帰となった狩野祐介選手は、「リブランディングを図るチームに関わることができてうれしいし、戦力が高いメンバーがそろっているので、新しいレイクスを見ていただけたら」と話した。三遠ネオフェニックスから移籍の杉浦佑成選手は、「組織的なプレーをする滋賀のバスケの中で、自分の役割を見つけ、積極的なプレーで上を目指していきたい」と抱負を語った。