ガンバ大阪、「新たなスタイルでACL圏内を目指す」

デンマークのスポーツブランドhummel(ヒュンメル)が、ガンバ大阪をサポートして初年度となる2023シーズン。1月9日には、ガンバ大阪公式YouTubeチャンネルでキックオフイベントがライブ配信され、クラブの方針や新監督や新選手の紹介と共に、ヒュンメル製ユニフォームも発表されました。

新たなスタイルでACL圏内を目指す

まずは、小野忠史代表取締役社長から、クラブが目指す方向性が発表。競技では、目指すサッカースタイルを構築。事業では、クラブの成長に新たなチャレンジを継続。社会では、地域の課題に向き合った社会貢献活動を行うとし、「健康づくりとCO2削減に貢献したシェアサイクルの取り組みでは、スポーツ庁から表彰も受けた」と、SDGsの取り組みが進んでいることを紹介しました。

この中でも、最重要課題がフットボール強化であり、和田昌裕取締役が、「攻守に主導権を握る魅力的なサッカーで勝利を追求するサッカースタイルを目指す」と発表。「新たなスタイルを構築しながら、強いチームづくりを進められるダニエル・ポヤトス監督を招聘。ACL圏内を目指す」と力強く語りました。

続いて、ヒュンメルの開発担当者がユニフォームを発表。「長年受け継がれてきたガンバ大阪の伝統とリブランディングを守り、ヒュンメルの考え方、価値観を表現したユニフォームになった」とし、「今後は、“Change the World Through Sport.”(スポーツを通して世界を変える)という我々のミッションのもと、お互いの価値向上を目指す取り組みを進めていく」と発表しました。

背番号7を成長させる

ユニフォームを着用して最初に登場したのは、宇佐美貴史選手。背番号7番での登場に、ネット上で歓声が沸き上がりました。ガンバ大阪の7番は、遠藤保仁選手(現・ジュビロ磐田)が、2003年から2020年までつけてプレー。2005年の初優勝をはじめ、ガンバ大阪が獲得した9つのタイトルすべてに貢献。ガンバ大阪にとっても重要な意味を持つ番号。

その番号を引き継ぐことについて、「まずは、誰にも譲りたくないなということ。あと、ヤットさん(遠藤選手)が築いてきた歴史やクラブの成長をより意味のあるものにするために、7番をより大きくするために、自分がつけないといけないんじゃないかと思った」と強い想いを語り、さらに、遠藤選手にも許可を求めた際のエピソードも紹介しました。

昨シーズンは、ホームで4勝7敗3分。「しっかりと勝つサッカーを見せられなかったので、僕らのことを応援していただいていることに誇りを持てるようなサッカーをしていきたいと思っています。個人的にはそういうサッカーの中で、チームをリードしていけるように頑張っていきたいので、今年も応援よろしくお願いします」とサポーターに語りかけました。

ガンバ大阪のメンタリティを取り戻す

続いて登場したのは、ダニエル・ポヤトス新監督。レアル・マドリードのアンダーカテゴリーなど20年の指導歴があるスペイン人監督で、2021シーズンに来日し、徳島ヴォルティスを率いました。「ガンバ大阪っていうメンタリティ、勝者の強いメンタリティを取り戻せるようにやっていきたいと思います。自分たちがオーガナイズしたいようにプレーしてもらいたい。ゲームをコントロールするサッカーを目指します」と力強く語りました。

新加入選手で登場したのは、杉山直宏選手(ロアッソ熊本)、江川湧清選手(V・ファーレン長崎)、半田陸選手(モンテディオ山形)の3選手。杉山選手は、「サイドでの仕掛けと左足の特徴を出し、チームに貢献したい」と話し、江川選手は、「左足のキックの精度とゴール前での身体を張ったプレーでチャレンジし、開幕スタメンを狙う」とアピール。半田選手は、「対人が得意なので、そこを見てほしい。10個目の星を付けられるように頑張りたい」と語りました。

さらに、期限付き移籍先から復帰したのが、佐藤瑶大選手(ベガルタ仙台)、塚元大選手(ツエーゲン金沢)、谷晃生選手(湘南ベルマーレ)の3選手。佐藤選手が、「試合に出て成長できたことをガンバ大阪に還元したい」と語ると、塚本選手は、「ケガでプレーができなかったものの、メンタル的な成長ができた。今年はそれを発揮したい」と話しました。3シーズン湘南で過ごした谷選手は、「ガンバの谷晃生っていうイメージを持ってもらえるように頑張りたい」とそれぞれ復帰したガンバ大阪での活躍を約束しました。

HOME開幕戦は2/25

2023シーズンは、2月18日にAWAY柏レイソル戦で幕を開け、翌週2月25日第2節サガン鳥栖戦でHOME開幕戦を迎えます。新シーズンが、大きな期待と共に始まります。

ガンバ大阪について

ガンバ大阪は、サッカーJ1リーグに所属するクラブチームで、スタジアムのある吹田市など、大阪府の北摂7市をホームタウンとし、北摂・北河内地域を活動エリアとしている。1980年創部の松下電器産業サッカー部を前身とし、Jリーグには開幕時の1993年より加盟するオリジナル10のひとつ。チーム名はイタリア語で脚を意味するGAMBAで、日本語の「頑張る」も掛け合わせている。2008年にはAFCチャンピオンズリーグで優勝。2014年の三冠など、9つのタイトルを獲得。クラブ30周年を迎えた2021年にリブランディングを実施。日本を代表するスポーツエクスペリエンスブランドを目指す。

【OFFICIAL SITE】https://www.gamba-osaka.net/

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