ジェフユナイテッド千葉、「みんなの力で、今こそ!WIN BY ALL! 2023」

デンマークのスポーツブランドhummel(ヒュンメル)が、Jリーグの3クラブと協働した点字シャツは、それぞれのホームタウンで視覚障がい者支援に繋げるチャリティシャツ。9月23日に千葉市のフクダ電子アリーナで行われたベガルタ仙台戦で、ジェフユナイテッド市原・千葉選手がウォーミングアップなどで着用し、お披露目となった。

WIN BY ALL!

9月23日に行われた2023明治安田生命J2リーグ 第36節ベガルタ仙台戦は、ヒュンメルの冠マッチとして開催。SDGsが採択された9月25日にちなんでSDGs週間にあたるこの日。聞いたことはあるけどよく分からないという人に向けて、SDGsがどんなもので、どうやったら活動に参加できるかをテーマに、6つのイベントが実施された。

『ユニバーサルマッチ presented by 古河電工』として行われたのは、千葉県知的障がい者サッカー選抜とヒュンメルがサポートするFCトラッソスの11人制マッチ。藤沼光輝コーチは、「Jリーグの前座マッチとして観客の前で試合ができることがうれしく、『ここ、選手が通るところですよね』や『初めてピッチからスタンドを見ました』など、選手たちはそわそわしながらも喜んでいましたね。本当に色んな縁や繋がりがここまで積み重なって今日の試合を行えたことに感謝です」と喜んだ。

地域密着型の運営を行うJリーグでは、『シャレン!』(社会連携活動)という取り組みで、スポーツの価値で地域貢献活動を行おうとしている。ジェフユナイテッド千葉でシャレンを担当する白井翼さんは、「ジェフのクラブフィロソフィーは、『WIN BY ALL!』なのですが、今日のイベントを見ていても、性別や年齢、障がい、国籍に関わらず、まさに地域のみんなで勝ち取ろう、というクラブの姿勢を感じてもらえたと思います」と話した。

みんなの力で

ヒュンメルがサポートするJリーグの3クラブと行った点字シャツは、チームごとに異なるデザイン。ジェフユナイテッド千葉バージョンは、菜の花畑が広がるイメージで作成。当日、売店で購入したサポーターが見つけてくれたように、マスコットの中に、ジェフィ&ユニティが重なる手のひらの中に隠れたデザインに。

早速点字シャツを着ているサポーターに話を聞くと、「高校の時に点字の授業があり興味があった」や「ヒュンメルさんの取り組みがいいなと思っていて、このために早く来た」、「去年のSDGsシャツも買ったけど、今年はジェフカラー。趣旨も共感できるしチャリティもできてお得」など、デザインの良さとコンセプトへの共感があった。

試合はジェフユナイテッド千葉が3-1でベガルタ仙台をくだし、5位に浮上。前節の勝利後にサポーターに観戦を呼びかけた小林慶行監督は、2019年以来となる1万人以上の観客に、「最高です。本当にうれしいです。そうやって集まってくれた中で、自分たちのサッカーを表現できて、勝ち点3をとれた。そうすると、2週間後のホームゲームにまた来てくれる。そうやってどんどん広がって、もっともっとスタンドが真っ黄色になる。ジェフに関わる人全員の力で目標を達成したいな、と思います」と残り6試合を見据えた。

ジェフユナイテッド市原・千葉は、年齢や性別、障がいの有無に関わらず、誰もが輝ける社会・持続可能な社会の実現に取り組んでおり、今回の点字シャツでも売り上げの一部を視覚障がい者支援に繋げる。この仙台戦の前に、「今こそ!WIN BY ALL! 2023」という合言葉を掲げ、J1昇格を目指すジェフユナイテッド市原・千葉が、まさにみんなの力で、を宣言したような1日になった。

ジェフユナイテッド市原・千葉 点字シャツ
Price:8,800円(税込)
Size:S・M・L・O・XO・XO2・XO3(ユニセックス)

※ネーム&背番号の加工受付はありません


ジェフユナイテッド市原・千葉について

ジェフユナイテッド市原・千葉は、サッカーJ2リーグに所属するクラブチームで、千葉県市原市と千葉市がホームタウン。1946年創部の古河電気工業サッカー部を前身とする歴史あるクラブ。Jリーグには開幕時の1993年より加盟するオリジナル10のひとつ。チーム名はクラブとホームタウンの結びつきやチームの連帯を表す。クラブ30周年を迎えた2021年に、ジェフクラブアンセムを制定し、「フットボールの力で心をつなぎ セカイに彩りを」を理念に活動する。

【OFFICIAL WEBSITE】https://jefunited.co.jp/

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