視覚障がい者支援に繋げる点字シャツ、ツエーゲン金沢と発表!

デンマークのスポーツブランドhummel(ヒュンメル)は、Jリーグのツエーゲン金沢と視覚障がい者支援に繋げる、点字加工を施したシャツをリリース。11月4日、明治安田生命J2リーグ第41節大分トリニータ戦でウォーミングアップ時と入場時に選手が着用。クラブの公式オンラインショップで9月8日より予約を受け付けます。

視覚障がい者支援に

ヒュンメルは、“Change the World Through Sport.” (スポーツを通して世界を変える)をミッションに、人権、ジェンダー、平和をテーマに取り組みを進めており、昨シーズンはツエーゲン金沢など6クラブ協働で平和をテーマにしたチャリティシャツをリリース。今年は、視覚障がい者支援に繋げるチャリティシャツを作成しました。

ツエーゲン金沢は、「挑戦を、この街の伝統に。」を理念に、ブラインドサッカーチーム「ツエーゲン金沢BFC」を立ち上げ、運営。視覚障がい者の方と共にサッカー観戦を楽しむ「Future Challenge Project」を2021年より実施するなど、地域の一員として地域課題の解決に共同で取り組んでおり、その一環として今回の点字シャツプロジェクトに参加。

今回のモデルを務めたのは、北陸初のブラインドサッカーチーム「ツエーゲン金沢BFC」の池端一軌選手。今後、公式戦やイベントなどでこの点字シャツを着用する予定もあり、「ツエーゲン金沢の選手たちと同じものを着用して戦う時は、『プロと同じユニフォームを着用するからには、自分たちもちゃんとしなければ』といった重みを感じていました。この点字シャツを着ると、今度は視覚障がい者でありながら、その啓発者としても発信していく責任があるように思います」とコメント。

重なる手のひらとクロユリをデザイン

見えない、見えるにかかわらず、サポートするクラブを後押しするのが声援や手拍子。スタジアムで感じる応援を落とし込み、たくさんの手のひらが重なり、スタジアムの喜びをつくり出す様子をデザイン。重なった手のひらと共に、ツエーゲン金沢のエンブレムにも採用されている石川県の県花「クロユリ」が咲き乱れる様子を描きました。

デザインとして点字を活用したシャツは、胸部に点字でクラブ名「zweigen kanazawa」を、右袖にはホームタウン名「かなざわ」を、左袖にはツエーゲンSDGsをロゴ、背中上部にはクラブ理念「ちょうせんを このまちの でんとうに」を点字で、下部にはその理念ロゴを配置。右胸のヒュンメルロゴも、「hummel」を点字で表した今回だけのロゴに。シャツの裾部には、クラブ名を点字加工で施し、浮き出た文字を指先で触って読み取れるようにしています。

11月4日の大分トリニータ戦では、3年目となるFuture Challenge Projectが行われ、視覚障がいの方を対象にした観戦会を行う他、啓発情報を記載した「応援啓発ハリセン」の配布やブラインドスポーツの体験会、視覚障がいの体験・啓発ブースが行われ、選手たちはウォーミングアップと入場時に点字シャツを着用。ツエーゲン金沢オフィシャルオンラインショップで販売した点字シャツの売上の一部が視覚障がい者関連団体へ寄付される予定です。

また、選手が11月4日に着用した点字シャツは、着用した選手の直筆サインを入れてオークションへ。これも売上は視覚障がい者関連団体へと寄付する予定です。

商品情報

ツエーゲン金沢オフィシャルオンラインショップでは、9月8日から9月18日まで受注生産で予約を受け付けます。商品のお届けは、11月初旬を予定しています。

ツエーゲン金沢 点字シャツ

Size:S・M・L・O・XO・XO2・XO3・XO4(ユニセックス)
Price:8,800円(税込)

※ネーム&背番号の加工受付はありません


ツエーゲン金沢について

ツエーゲン金沢は、サッカーJ2リーグに所属するクラブチームで、金沢市を中心に石川県全域をホームタウンとして活動。「ツエーゲン」は、ドイツ語で「2」を意味する“Zwei(ツヴァイ)”と「進む」を意味する“Gehen(ゲーン)”から、『チームとサポーターが共に進んでいく』ことを意味。金沢弁で「強いんだっ!」を意味する“つぇーげん!”もかけたチーム名です。クラブは2014年にJ3で優勝し、2015年から、J1昇格を目指してプレーしています。

【OFFICIAL SITE】http://www.zweigen-kanazawa.jp/

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